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あの図、名前なんだっけ?資料の図解・グラフの名前辞典32選——AIに一言で伝わる

この記事でわかること

  • 資料でよく使う図解とグラフ32種類の名前と、見た目・使う場面
  • AIに資料の図を作ってもらうときに、そのまま使える伝え方の例

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AIに資料を作ってもらうとき、頭の中にある図をうまく言葉にできずに困ったことはないでしょうか。
「上が広くて下が細い図」「増えた減ったが階段みたいに繋がるグラフ」のように、見たことはあるのに名前が出てこない図は少なくありません。

この記事は、資料づくりにAIを使い始めた経営者や推進担当の方に向けて、資料でよく使う図解とグラフ32種類を辞書のようにまとめたものです。
図を眺めて、見覚えのある形から名前を確かめてご覧ください。

図の名前を知ると、AIへの指示が短く正確になる


生成AIは、図解やグラフの名前を知っています。
図の名前を一言添えるだけで、形や並べ方を長く説明しなくても、意図した図に近いものが返ってきやすくなります。

この記事の呼び方は、次のページの名前に合わせています(出典:Microsoft Office のグラフの種類やSmartArt(図解)の一覧、Google スプレッドシートのグラフの種類、デジタル庁のダッシュボードデザインの実践ガイドブック)。

流れ・手順を見せる図(フローチャート・スイムレーンほか)


仕事の手順や、計画の流れを見せる図です。
「誰が・いつ・どの順に」を伝えたいときは、まずこの章の図から選ぶことを推奨します。

開始入力OK?はい完了いいえ修正

フローチャートFlowchart

あの、四角とひし形を矢印で繋いだ図

作業の順番と、途中の判断(はい/いいえ)での分かれ道を、記号と矢印で示す図です。
業務の手順書や、問い合わせ対応の流れによく使います。

使い方の例「問い合わせ対応の手順をフローチャートにしてください」

営業経理現場受注請求書納品完了

スイムレーンSwimlane diagram

あの、担当ごとに横の帯で分かれた流れ図

プールのコースのように、担当者や部署ごとに帯(レーン)を分けて仕事の流れを描く図です。
どこで仕事が止まりやすいかを見つけるときに役立ちます。

使い方の例「受注から納品までを、営業・経理・現場のスイムレーンで描いてください」

調査STEP1設計STEP2導入STEP3定着STEP4

矢羽根(シェブロン)Chevron

あの、矢印の形が横に連なった図

矢印の形をしたブロックを横に並べ、段階(フェーズ)の順番を見せる図です。
提案書の「進め方」のページによく出てきます。

使い方の例「導入までの4段階を矢羽根で並べてください」

4月5月6月7月要件定義設計開発テスト

ガントチャートGantt chart

あの、横棒で「いつからいつまで」を並べた工程表

縦に作業、横に日付を並べ、作業の期間を横棒で示す工程表です。
作業が重なる時期や、全体がいつ終わるかが一目で分かります。

使い方の例「4月から7月の導入計画をガントチャートにしてください」

2023創業20242店舗目2025通販開始2026海外展開

タイムラインTimeline

あの、年や日付を横一本の線に並べた図

出来事を時間の順に、1本の線の上へ並べる図です。
会社の沿革や、これからの予定(ロードマップ)を見せるときに使います。

使い方の例「創業からの沿革をタイムラインにしてください」

計画実行評価改善

サイクル図Cycle diagram

あの、矢印がぐるっと回って元に戻る図

終わりが次の始まりに繋がる、繰り返しの流れを円で見せる図です。
計画・実行・評価・改善を回すPDCAが代表例です。

使い方の例「改善の4つの段階をサイクル図で描いてください」

行動気持ち認知比較検討購入利用

カスタマージャーニーマップCustomer journey map

あの、お客様が知ってから買うまでを横に並べた図

お客様が商品を知ってから買い、使うまでの行動と気持ちの動きを、段階ごとに並べた図です。
気持ちが下がる段階が、改善の候補になります。

使い方の例「お客様が知ってから購入するまでを、カスタマージャーニーマップにしてください」

分解・構造を見せる図(ロジックツリー・ピラミッド図ほか)


1つの話を分けたり、上下の関係を見せたりする図です。
考えを整理する図は、資料の結論を支える骨組みにもなります。

売上客数客単価新規客リピート客買う点数1点の単価

ロジックツリーLogic tree

あの、1つの話を枝分かれさせて分解する図

1つの問いを、漏れや重なりがないように枝分かれさせて分解する図です。
売上を客数と客単価に分けるように、原因や打ち手を探すときに使います。

使い方の例「売上を増やす方法をロジックツリーで分解してください」

結論根拠事実・データ

ピラミッド図Pyramid diagram

あの、三角形を段々に区切った図

三角形を横に区切り、上下の関係や順位を見せる図です。
上に結論、下に根拠やデータを積む使い方が代表例です。

使い方の例「結論と根拠の関係をピラミッド図にしてください」

価格販路対象客名前宣伝新商品

マインドマップMind map

あの、真ん中のテーマから枝が放射状に広がる図

中心のテーマから、思いついた言葉を枝のように広げていく図です。
アイデア出しや、話の全体像を整理するときに使います。

使い方の例「新商品のアイデアをマインドマップで広げてください」

納期遅れ人設備方法材料

特性要因図(フィッシュボーン図)Fishbone diagram

あの、魚の骨みたいに原因を書き出す図

右端の「結果」に向かって背骨を引き、人・設備・方法・材料などの原因を骨のように並べる図です。
品質や納期の問題の原因を洗い出すときの定番です。

使い方の例「納期遅れの原因を特性要因図で整理してください」

価格対応品質

親和図Affinity diagram

あの、付箋を似た内容ごとにまとめた図

たくさんの意見を付箋に書き、似たもの同士をまとめて見出しを付ける図です。
アンケートの自由記述や、会議で出た意見の整理に使います。

使い方の例「アンケートの自由記述を親和図でグループに分けてください」

比べる・位置づける図(2×2マトリクス・ベン図ほか)


2つ以上のものを比べたり、立ち位置を見せたりする図です。
比べる図は「何を物差しにするか」を一緒に伝えると、AIが作る図の形が揃いやすくなります。

計画する今すぐやるやらない任せる重要度緊急度

2×2マトリクス2×2 matrix

あの、十字で4つのマスに分けた図

縦と横の2つの物差しで、物事を4つのマスに振り分ける図です。
重要度と緊急度で仕事の優先順位を決める使い方が代表例です。

使い方の例「業務を重要度と緊急度の2×2マトリクスで分けてください」

価格が高い価格が安いシンプル多機能他社A他社B他社C自社

ポジショニングマップPositioning map

あの、十字の上に、自社と他社を点で置いた図

価格や機能などの2つの物差しの上に、自社と他社の位置を点で示す図です。
他社が少ない場所を探すときに使います。

使い方の例「自社と競合3社をポジショニングマップに置いてください」

AプランBプラン共通

ベン図Venn diagram

あの、丸が重なって、共通の部分がある図

2つ以上の丸を重ね、重なった所で「どちらにも当てはまるもの」を示す図です。
2つのプランの共通点と違いを説明するときに使います。

使い方の例「2つのプランの共通点と違いをベン図にしてください」

既存のお客様見込み客市場全体

ターゲット図Target diagram

あの、的のような同心円の図

中心から外へ円を重ね、近い・遠いや優先度の高さを見せる図です。
狙うお客様の範囲の順番を説明するときに使います。

使い方の例「狙うお客様の範囲をターゲット図で示してください」

数字を見せるグラフ(ウォーターフォール・ファネル・サンキーほか)


棒・折れ線・円の次に覚えておきたいグラフです。
どのグラフも「その数字で何を言いたいか」に合わせて選ぶものです。

100前年+30新規−15値引き+20既存135今年

ウォーターフォールチャートWaterfall chart

あの、増えた減ったが階段みたいに繋がる棒グラフ

最初の数字から増えた分と減った分を順に積み、最後の数字までの道のりを見せるグラフです。
利益が前年からなぜ変わったかの説明に使い、滝グラフとも呼ばれます。

使い方の例「前年から今年の利益の増減をウォーターフォールチャートにしてください」

認知 1,000興味 420比較 130申込 25

ファネル図Funnel chart

あの、上が広くて下ほど細い、漏斗みたいな図

段階ごとに数が減っていく様子を、漏斗(ファネル)の形で見せる図です。
どの段階で多く離れているかが一目で分かり、Excelでは「じょうご」という名前です(出典:Microsoft サポート)。

使い方の例「認知から申込までの4段階をファネル図にしてください」

広告60検索40問い合わせ30離脱70

サンキーダイアグラムSankey diagram

あの、太さの違う帯が枝分かれして流れる図

量の流れを、帯の太さで見せる図です。
流れの行き先が一目で分かり、問い合わせの経路や予算の配分に使います。

使い方の例「流入元から問い合わせまでの流れをサンキーダイアグラムにしてください」

食品45%日用品25%衣料18%家電12%

ツリーマップTreemap

あの、大きさの違う四角が敷き詰められた図

全体を四角で区切り、面積の大きさで割合を見せる図です。
項目が多く、円グラフでは細かくなりすぎるときに使います。

使い方の例「カテゴリ別の売上をツリーマップにしてください」

月火水木金9時203530402512時708575909515時455040556018時3025353080

ヒートマップHeatmap

あの、マス目が色の濃さで塗り分けられた表

表のマス目を、数字の大きさに合わせて色の濃さで塗る図です。
曜日と時間帯ごとの来店数のように、多い所を一目で見つけるときに使います。

使い方の例「曜日と時間帯ごとの問い合わせ数をヒートマップにしてください」

伸び率利益率丸の大きさ=売上BACD

バブルチャートBubble chart

あの、大きさの違う丸が散らばったグラフ

横と縦の位置に加えて、丸の大きさでも数字を表すグラフです。
伸び率・利益率・売上のように、3つの数字を1枚で比べるときに使います。

使い方の例「商品ごとの伸び率・利益率・売上をバブルチャートにしてください」

価格品質速さ対応提案

レーダーチャートRadar chart

あの、クモの巣みたいな五角形のグラフ

中心から伸びる軸の上に点を打ち、線で結んだ形で見せるグラフです。
項目ごとの得意・不得意のバランスを比べるときに使います。

使い方の例「5つの評価項目をレーダーチャートにしてください」

100%50%遅延品質説明価格その他

パレート図Pareto chart

あの、高い順の棒と、右肩上がりの折れ線が重なったグラフ

件数の多い順に棒を並べ、その累計の割合を折れ線で重ねたグラフです。
上位のいくつかで全体の大半を占めていることを示し、先に手を打つ所を決めるときに使います。

使い方の例「苦情の理由をパレート図にしてください」

店舗A店舗B店舗C

箱ひげ図Box plot

あの、箱の上下に線が伸びたグラフ

真ん中の半分のデータが入る範囲を箱、その外の広がりを上下の線(ひげ)で見せるグラフです。
箱の中の線は中央値(小さい順に並べた真ん中の値)で、店舗ごとのばらつきを比べるときに使います。

使い方の例「店舗ごとの日販のばらつきを箱ひげ図にしてください」

020406080100(点)

ヒストグラムHistogram

あの、棒の間にすき間がない棒グラフ

数字を区間に分け、各区間に入る数をすき間なく並べた棒で見せるグラフです。
点数の分布など、どこに多く集まっているかを見るときに使います。

使い方の例「テストの点数の分布をヒストグラムにしてください」

合計120件見積もり 50%不具合 30%その他 20%

ドーナツグラフDoughnut chart

あの、真ん中に穴が開いた円グラフ

円グラフの真ん中を空けた形で、全体の中の割合を見せるグラフです。
空いた真ん中に合計などの数字を置けるのが、円グラフとの違いです。

使い方の例「問い合わせの内訳をドーナツグラフにし、真ん中に合計件数を入れてください」

801Q902Q1003Q1104Q商品C商品B商品A

積み上げ棒グラフStacked bar chart

あの、1本の棒が色で何段かに分かれたグラフ

1本の棒を内訳ごとに色分けして積み上げ、合計と内訳を同時に見せるグラフです。
四半期ごとの売上を、商品別に分けて見せるときなどに使います。

使い方の例「四半期ごとの売上を、商品別の積み上げ棒グラフにしてください」

営業92総務75経理60製造44人事30

ロリポップチャートLollipop chart

あの、棒の先に丸が付いたグラフ

棒グラフの棒を細い線にして、先に丸を付けたグラフです。
項目が多くてもすっきり見え、順位を見せるのに向いています。

使い方の例「部署ごとの利用件数をロリポップチャートで並べてください」

広告費売上

散布図Scatter plot

あの、点がたくさん打たれたグラフ

2つの数字を横と縦にとり、1件ずつ点で打つグラフです。
点が右上がりに並べば、広告費が多いほど売上も多いという関係が読み取れます。

使い方の例「広告費と売上の関係を散布図にしてください」

資料を整える部品(吹き出し・アイソメトリック図)


図に添えて、伝わり方を整える部品と描き方です。

使いやすい!吹き出し新商品の発売コールアウト

吹き出し・コールアウトSpeech bubble / Callout

あの、グラフの一部を線で指して説明する枠

図の特定の場所を、尖った先や線で指して短い説明を添える部品です。
漫画のような形は吹き出し、線で指す枠はコールアウトと呼ばれます。

使い方の例「売上が伸びた月に、コールアウトで理由を添えてください」

アイソメトリック図Isometric diagram

あの、斜め上から見た、箱庭のような立体の図

物を斜め上から、奥行きの線を平行に保ったまま描く立体の図です。
工場の設備や仕組みの全体像を、資料の中で見せたいときに使います。

使い方の例「受注から出荷までの仕組みをアイソメトリック図で描いてください」

AIに図を指示するときのコツ:名前+何と何を+どう並べるか


図の名前だけでも伝わりますが、次の3つを揃えると、AIが作る図が思った形に近づきやすくなります。
名前で「形」を、データと並べ方で「中身」を伝える、と考えると整理しやすくなります。

図をAIに伝える3つの要素

01

図の名前を書く

ファネル図・ウォーターフォールチャートなど

02

何と何を載せるかを書く

項目や数字、横軸と縦軸に何をとるか

03

どう並べるかを書く

多い順、強調したい所、色の分け方

たとえば「前年から今年の営業利益の増減を、ウォーターフォールチャートにしてください。
増えた要因は青、減った要因は灰色にして、最後の棒を今年の営業利益にしてください」のように伝えます。

名前の分からない図に出会ったときは、その図の画像をAIに見せて「この図の名前は何ですか」と質問する方法もあります。
どのAIで資料を作るか迷っている方は、同じ指示文で7つのツールを比べた資料作成AI徹底比較もあわせてご覧ください。

Webサイトやアプリの画面の部品の名前は、サイトの部品の名前辞典34選に動く図つきでまとめています。
資料と画面の両方をAIで作る方は、あわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)


Q. 図の名前は英語で伝えた方がよいですか?

A. 日本語の名前で伝わることがほとんどだと考えています。
伝わりにくいときは「ファネル図(funnel chart)」のように英語の名前を併記すると、意図が伝わりやすくなります。

Q. ファネル図とピラミッド図は何が違いますか?

A. ファネル図は、段階ごとに数が減っていく様子(量)を見せるグラフです。
ピラミッド図は、結論と根拠のような上下の関係(構造)を見せる図で、数の大きさは表しません。

Q. ExcelやGoogle スプレッドシートでも作れますか?

A. ウォーターフォール・じょうご(ファネル)・ツリーマップ・箱ひげ図・パレート図は、Excelのグラフの種類に含まれています(出典:Microsoft サポート)。
Google スプレッドシートにも、ツリーマップや組織図、タイムラインなどのグラフがあります。
フローチャートやサイクル図などの図解は、PowerPointのSmartArtで作ることができます(出典:Microsoft サポート)。

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