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Claude MCPとは?連携でできること・設定方法・使い方を解説【2026年10月】

この記事でわかること

  • Claude MCP(Model Context Protocol)とは何か——Claudeを外部ツールと繋ぐ「共通プラグ」の正体
  • Claude MCPの設定方法を2パターンで解説——アプリの画面操作(コネクタ)と、ターミナル(Claude Code)
  • 無料プランでどこまで使えるか、会社で使うときの権限の考え方
  • Google Drive・Notion・Slackと繋ぐ、すぐ試せる活用例

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「ClaudeにNotionの議事録を読ませたい」
「Slackの会話を要約させたい」
「Google Driveの資料をもとに分析させたい」

上記のような作業を、毎回コピペせずに実現できる仕組みがMCP(Model Context Protocol)です。

この記事では、Claude MCPが何なのかを非エンジニアの方にもわかるように噛み砕き、アプリの画面操作で繋ぐ方法と、ターミナル(Claude Code)で繋ぐ方法の2通りで設定方法を解説します。

Claude MCP(Model Context Protocol)とは?


Claude MCPとは、Claudeと外部のツールやデータを繋ぐための「共通の差込口(プラグ)」を定めた規格です。
MCPは「Model Context Protocol」の略で、2024年にAnthropic(Claudeの開発元)が提唱したオープンな標準です。
今では多くのAIツールが対応しています(出典:Claude Help Center)。

イメージしやすいのは「USB Type-C」です。
かつては機器ごとに専用ケーブルが必要でしたが、Type-Cという共通規格ができたことで、1本でどの機器にも挿せるようになりました。

MCPはこれのAI版で、「Claude と Notion」「Claude と Slack」をそれぞれ専用開発しなくても、MCPという共通規格に従えば繋がるという発想です。

MCPがないと、AIに社内のデータを使わせるには毎回コピペで貼り付ける必要がありました。
コピペでも十分に便利かつ効率化はされますが、MCPで繋いでおけば、Claudeが必要なときに自分でツールを参照しにいくので、「コピペの往復」が丸ごと消えるのが最大の価値です。

なお、技術的な接続方式は、ネット越しに繋ぐ「HTTP」が現在の標準で、以前の「SSE」という方式は非推奨になっています(出典:Claude Code公式ドキュメント)。
難しく感じるかもしれませんが、利用者側は「対応サーバーを選んで繋ぐ」だけでよく、中身を理解する必要はありません。

Claude MCPでできること(読む・操作する・自動化する)


MCPでできることは、大きく3つのレイヤーに分けると整理しやすくなります。

レイヤー できること 例
① 読む(参照)外部ツールの情報をClaudeが読み取るNotionの議事録を読んで要約する
② 書く・操作する外部ツールに対して書き込み・更新するSlackにメッセージを投稿する
③ 自動化する①②を組み合わせて一連の作業を任せるDriveの資料を読み→分析し→Notionに保存する

つまりMCPは「Claudeに目と手を与える」仕組みです。
これまでチャット欄の中だけで完結していたAIが、実際の業務ツールに手を伸ばせるようになる。
ここが”なるほど!”のポイントです。

Claude MCPの設定方法①:アプリの画面操作で繋ぐ(コネクタ)


Claudeのアプリ(ブラウザ版・デスクトップ版)では、プログラミングなしの画面操作だけで繋げます。
主要サービスのコネクタは、無料プランを含むすべてのユーザーが使えます(出典:Claude Help Center、2026年10月時点)。
非エンジニアの方には、まずこちらがおすすめです。

コネクタ(Connectors)で繋ぐ

NotionやGoogle Driveなど主要サービスは「コネクタ」として用意されています。
手順は次のとおりです。

1. 「カスタマイズ(Customize)」→「コネクタ(Connectors)」を開く
(下の画像は2026年6月時点の画面で、当時は「設定」の中にありました)

2. 繋ぎたいサービスを選ぶ(一覧に無いサービスは、カスタムコネクタとしてURLを登録)

3. 表示される画面でログイン・許可(OAuth認証)するだけで完了

また、チャット入力欄の左下にある「+」ボタンからも、繋がっているコネクタを確認・利用できます。
一度繋いだコネクタは、次にスマホアプリでログインしたときにもそのまま使えます。

たったこれだけの作業で外部ツールと連携でき、コピペの手間を省けます。

会社のプラン(Team・Enterprise)では、手順が1つ増えます。
まず管理者(Owner)が組織としてコネクタを有効にし、そのあと各自がログインして繋ぐ流れです。
管理者が有効にしただけでは使えず、利用する本人の認証が必要になります。

最初に繋ぐコネクタの選び方

コネクタは数が多いので、最初は「毎日コピペしている作業」に合わせて1つだけ選ぶのがおすすめです。

やりたいこと 繋ぐサービスの例
資料を探して要約・分析するGoogle Drive、Microsoft 365
メールと予定を踏まえて準備するGmail、Googleカレンダー
議事録やタスクを整理するNotion、Linear
チームの会話を追う・共有するSlack

繋いだコネクタは、会話ごとにオン・オフを切り替えられます。
チャット欄の「+」から「コネクタ」を開き、その会話で使うものだけをオンにしておくと、Claudeが関係のないツールを見に行くのを防げます。
コネクタを10個以上繋いでいる場合は、必要なときだけ読み込む設定(On demand)に切り替えると、会話に使える余裕が広がります(出典:Claude Help Center)。

Claude MCPの設定方法②:ターミナルで繋ぐ(Claude Code)


ターミナルで動くClaude Codeを使っている場合は、コマンドで繋ぎます。
難しそうに見えますが、覚えるのは基本1つ「claude mcp add」だけです。
アプリ側ですでにコネクタを繋いでいる場合は、同じアカウントでClaude Codeにログインするだけで、そのコネクタが自動で使えます(出典:Claude Code公式ドキュメント)。

基本コマンド:claude mcp add

接続方式には、ネット越しのサービスに繋ぐ「HTTP」と、自分のPC内のプログラムに繋ぐ「stdio」があります。
例えばリモートのサービスを繋ぐ場合はこう書きます。

# リモート(HTTP)のMCPサーバーを追加する例
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp

# 自分のPC内(stdio)のMCPサーバーを追加する例
claude mcp add --env AIRTABLE_API_KEY=YOUR_KEY --transport stdio airtable -- npx -y airtable-mcp-server

ポイントは、オプション(–transport など)はサーバー名より前に書くこと、stdioの場合は「--」で起動コマンドを区切ることです。

スコープ(どこまで共有するか)

繋いだMCPを「自分だけ使う」のか「チームで共有する」のかを、スコープで選べます。
何も指定しない場合はlocalになります。

スコープ 用途
local(ローカル・既定)いまのプロジェクトだけで、自分だけが使う
user(ユーザー)自分の全プロジェクトで使う個人用ツール
project(プロジェクト)チームで共有するツール(.mcp.json をGitで共有)

管理コマンド

# 接続済みのMCPサーバー一覧を表示
claude mcp list

# 特定サーバーの詳細を確認
claude mcp get github

# サーバーを削除
claude mcp remove github

# Claude Codeの中で接続状況を確認
/mcp

すでにClaude Desktop側でMCPサーバーを設定している場合は、claude mcp add-from-claude-desktop というコマンドで、その設定をClaude Codeに取り込めます。

あなたはどちらで繋ぐ?

こんな人 おすすめの接続方法
プログラミングは不安。画面操作で繋ぎたい① アプリの画面操作(コネクタ)
ターミナルで作業する/開発も自動化したい② Claude Code(claude mcp add)
チーム全員で同じツール構成を共有したい② Claude Code+projectスコープ

Claude MCPは無料で使える?プランごとの違い


結論から言うと、コネクタは無料プランでも使えます。
違いが出るのは、一覧に無いサービスを自分で登録する「カスタムコネクタ」の数と、会社のプランでの手順です(出典:Claude Help Center「Use connectors to extend Claude’s capabilities」、2026年10月時点)。

プラン 一覧にあるコネクタ カスタムコネクタ(自分でURLを登録)
Free使える1つまで
Pro・Max使える使える
Team・Enterprise管理者が有効にした後、各自がログインして使う管理者(Owner)が組織に追加した後、各自が接続する

会社のプランでは、管理者がコネクタごとに「読み取りは常に許可、書き込みは承認が必要、削除は禁止」といった制限をかけられます。
社内で使い始めるときは、まず読み取りだけを許可して様子を見るのが安全です。
なお、接続先のサービス(NotionやSlackなど)のアカウントは別に必要です。

Claude MCPの使い方:すぐ試せる活用例(Google Drive・Notion・Slack)


実際にどう役立つのか、すぐ試せる3つの例を紹介します。

例1:Google Drive連携——資料を読ませて分析

Driveに置いた売上データや提案書をClaudeに読ませて、「この資料の要点を3つにまとめて」「先月との差分を分析して」とClaudeに指示できます。
ファイルをいちいち開いてコピペする手間がなくなり、“社内データを知っているAI”として使えます。
また、この時ファイルのパスを指定することで、AIが迷わず該当データにアクセスすることが可能になります。

例2:Notion連携——議事録の要約・タスク化

Notionの議事録ページを読ませて「決定事項とToDoを抜き出して」と指示すれば、会議メモが一瞬で整理されます。
さらに「抽出したタスクをタスク管理DBに追加して」まで任せれば、記録から登録まで一気通貫で進みます。

例3:Slack連携——会話の要約・投稿

「このチャンネルの今日のやり取りを要約して」とClaudeに指示をすれば、流れの速いSlackの議論も追いつけます。
逆に「決まった内容を○○チャンネルに共有して」と投稿まで任せることも可能です。

この3つを繋ぐだけでも、「Driveの資料を読む→Notionに整理→Slackで共有」という横断作業をAIに任せられるようになります。

注意点・よくある誤解


  • 「繋げば何でも自動化される」わけではない:
     MCPは”道具を渡す”仕組みで、実際に何をやるかは指示(プロンプト)次第です。
  • 権限とセキュリティに注意:
     MCPで繋ぐと、AIがそのツールのデータにアクセスできます。
     社外秘データを扱う場合は、付与する権限の範囲を必ず確認しましょう。
  • 見える範囲は、接続先での自分の権限と同じ:
     Claudeは、接続先のサービスで本人が持っている権限をそのまま引き継ぎます。
     自分が開けないファイルやチャンネルは、Claudeからも見えません(出典:Claude Help Center)。
  • 提供元が信頼できるサーバーを選ぶ:
     公式・著名なMCPサーバーから始めるのが安全です。
     悪意のあるサーバーには、Claudeに意図しない操作をさせる指示が隠されている場合があります(プロンプトインジェクション)。
  • 「常に許可」は信頼できる操作だけにする:
     Claudeがツールを使う前には、承認を求める画面が出ます。
     「常に許可(Allow always)」は、任せきりにしても問題ないと判断できる操作だけに使いましょう(出典:Claude Help Center)。

まとめ・次のステップ


MCPは、Claudeを「チャットの中だけのAI」から「実際の業務ツールを操作できるAI」へと進化させる共通規格です。
設定方法は2通りで、アプリなら画面操作(コネクタ)、ターミナルなら claude mcp addです。
まずはGoogle Drive・Notion・Slackのどれか1つを繋いで、「読ませる」ところから始めるのがおすすめです。

次のステップとして、繰り返す作業をAIに覚えさせる「Skill」を学ぶと、MCPと組み合わせて自動化の幅が一気に広がります。
作り方はClaude Codeのスキルとは?作り方3パターン・活用例・注意点を解説でまとめています。

よくある質問(FAQ)


Q. Claude MCPとは何ですか?

A. Claudeを、NotionやSlack、Google Driveといった外部のツールと繋ぐための共通規格です。
繋いでおくと、Claudeが必要なときに自分で情報を読みに行ったり、書き込んだりできるようになります。
Claudeのアプリでは「コネクタ」という名前で用意されています。

Q. Claude MCPは無料で使えますか?

A. 使えます。
一覧に用意されているコネクタは、無料プランを含むすべてのユーザーが利用できます。
自分でURLを登録するカスタムコネクタは、無料プランでは1つまでです。

Q. MCPを使うのにプログラミングの知識は必要ですか?

A. アプリのコネクタを使えば、プログラミングなしの画面操作だけで繋げます。
ターミナル(Claude Code)の場合もコマンド1行で完結するため、コピペで対応できます。

Q. アプリの画面操作とターミナル(Claude Code)、どちらで繋ぐべき?

A. 非エンジニアの方や、まず手軽に試したい方は、アプリの画面操作(コネクタ)がおすすめです。
開発作業の自動化や、チームでツール構成を共有したい場合はターミナル(Claude Code)が向いています。

Q. MCPで繋ぐと情報漏えいのリスクはありますか?

A. AIが繋いだツールのデータにアクセスできるようになるため、付与する権限の範囲は必ず確認してください。
公式・信頼できる提供元のサーバーから始め、社外秘データは慎重に扱うのが安全です。

Q. MCPとSkillは何が違いますか?

A. MCPは「外部ツールと繋ぐ仕組み(目と手)」、Skillは「繰り返す作業の手順を覚えさせる仕組み(マニュアル)」です。
両者を組み合わせると、外部ツールを使った定型業務をまとめて自動化できます。


※本記事の内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。画面の表記や提供範囲は変わることがあるため、設定前に公式ページでの確認をおすすめします。

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